2023/04/16 06:59
菌糸の種類
1.オオヒラタケ、ヒラタケ
菌糸ブロックを入手
まずは、菌糸ブロックを入手する必要があります。入手方法は、
- 昆虫を扱っているペットショップ
- ネット販売
があります。私の場合、基本的にネット経由で入手しています。その際に気を付けるのは夏の気温が高い時です。菌は高温に弱いため、菌が死んでしまう可能性があります。一方、凍らない程度の冷蔵状態であれば問題ないです。そのため、郵便局ならチルドゆうパック/ヤマトならクール宅急便で送ってもらった方が無難です。実際に菌糸ビンや菌糸ブロックを長持させるため、私は冷蔵庫で半年ほど保管することがあります。
必要な備品
- 大きなタライ
- シャベル
- 食器用ナイフあるいはカッターナイフ
- 土ふるい(網目6mmほど)
- 菌糸ボトルが入る大きさのビニール袋(45Lごみ袋程度)
- すりこ木棒
- 使い捨てビニール手袋
- 割りばし
- タイペスト(紙)
- アルコール
ボトルに詰める方法
まず、下準備としてシャベルやナイフ、菌糸を詰めるボトルは菌糸をカビから防ぐためアルコール消毒します。この工程を省くと青カビで菌糸が早々にダメになってしまいます。また、作業中は必ずビニール手袋をはめましょう。これも雑菌から菌糸を守るためです。下準備が終わった後、菌糸ブロックの周りの白い部分をきれいに剥ぎます。この白い部分が残っていると菌糸ビンにした後に劣化が早まるそうです。その後、大き目な綺麗なビニール袋に菌糸ブロックを入れて、菌糸ブロックを細かくします。私はその時にビニールが破れないように気にしつつ足で踏みつぶして、ブロックを崩します。
大きな塊がなくなった後、土ふるいに適量な菌糸を入れてすりこ木で細かくします。ただし、念入りに細かくする必要はなく、ざっくりな程度でOKです。
その後、ボトルに半分ほど菌糸を入れて、すりこ木で押し固めます。ただし、ガチガチに固めすぎると菌が回らなくなり失敗しますので、固めすぎないように注意しましょう。
次にボトルの9割ほど菌糸を入れて、先ほどの要領ですりこ木で菌糸を押し固めます。その後、ボトルいっぱいに詰めてすりこ木で固めたのちにボトルの淵の菌糸を手を使って押し固めます。これで菌糸ビン詰め完了で、その後ボトルのセンターに割りばしを使って空気穴を空け、タイペスト(紙)を挟んで蓋をして完成です。後は、可能な限り23度前後で1週間ほど管理すると周りが白くなって使用可能になります。
実際に1週間ほど置いた菌糸ビン。この状態になれば使用可能です。